七転八転

よしなしごとを。

今年読んだ本について

前置き

この記事は圧倒的令和ッ!!ぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2019 - Adventarのために書かれたものです。ちなみにこのACが何なのかについては、ぴょこりんクラスタ Advent Calendar is 何? - ぴょこりんブログが詳しいです。

前提

ネタがありません。あるお方からのアドバイスに準じ、今年読んだ本について書きます。あくまで私が今年読んだ本であり、今年発売になった本ではないです。

漫画・ライトノベルの部

  • ブルーピリオド(山口つばさ)

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

マイルド系な不良さんが美術の道を志し、芸大合格を目ざすという漫画。芸術活動の恐ろしいところは、自問自答しながら表現すべきことを決めていくところ、その結果を他者に(ときに無頓着に)批評されるというところだと思う。私も多少音楽をたしなんでいるが、アマチュアで好き放題やっているから耐えられるところはある。そうした、自問自答し、もがいている様子が克明に描かれており、面白く読めた。
ちなみに先日発売された6巻までで一区切りという所(続くけど)なので、まとめ買いするにもちょうどよいかも。

幼女戦記 1 Deus lo vult

幼女戦記 1 Deus lo vult

導入が特異な部分(人間的なアレな人が死ぬ→神様がアレさに憤慨し、戦争時代に幼女として送り込む)があるが、きわめて骨太な戦記もの。個人が強くても組織がアレだとうまくいかないんだよ~な話。
ちなみに読み始めたのは
https://honto.jp/booktree/detail_00010097.html
のせいです。よくみたらこれは漫画版の方だったけど。

めしにしましょう(1) (イブニングコミックス)

めしにしましょう(1) (イブニングコミックス)

「つよい」料理がいっぱい出てくる料理漫画。食べてみたいものもいっぱいあるけど、如何せん作る勇気が。

一般書籍(?)の部

アヘン王国潜入記 (集英社文庫)

アヘン王国潜入記 (集英社文庫)

ビルマミャンマー)の東北部にある反政府地域でのアヘン栽培地に潜り込み、生活をした様子を綴ったノンフィクション。知るためには潜りこまないとわからないという筆者の姿勢にはただただ敬服。ほかにも「謎の独立国家ソマリランド」なども面白かった。

  • 申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。(著:カレン・フェラン 訳:神崎朗子)

申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。

申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。

5年位前に話題になっていた本。著者はコンサルタントで、コンサルタントがよく使う方法論・ツールをピックし、適用に失敗した事例を紹介するという形式。
やや失敗事例・原因分析が単純すぎでは?と思うシーンもあったが、下記などを述べている。

  • 方法論・ツールには前提があり、万事に使えるものではない。まずは組織の課題を見定めるべき。
  • 方法論・ツールを導入することで、業務プロセスと人間を切り離して考え、本質的な課題から目を背けることになりがち。
  • 安易にある部署で新しい仕組みを増やすことが局所最適化につながり、組織としての最適化がなされなくなることがある。

耳が痛いですね。

  • 沖縄現代史(桜澤誠)

昨年沖縄に行って、沖縄のことを知らなすぎると思い、買った本。立場によって見え方が異なると思うので、この一冊がどういう立ち位置にあるのか判断ができないが、勉強になった。

おわりに

kindleの中が漫画だらけでワロタ。